時代の流れとともに商店街の賑わいは個人商店からフランチャイズ店舗へと姿を変えつつあります。
個性的な個人商店が姿を消すのは寂しい感じもしますが、フランチャイズの低コスト化による商品価格の引き下げによって消費者もそちらに流れやすいのは致し方のない事です。
ところで酒屋さんがフランチャイズ化する場合、コンビニエンスストアが多い事に気がついた人も多いのではないでしょうか?これにはちゃんとした理由があります。
実はお酒を販売するのには国から許可を貰って営業する必要があります。この許可の事を一般酒類小売業免許と言います。コンビニエンスストアでも最近はお酒を取り扱う店舗が増えましたが、本部が酒類販売の許可を持っていたとしても全ての加盟店でお酒を扱えるという訳ではありません。
フランチャイズでは、本部と加盟店はどちらも事業者という事になりますので、お酒を販売するコンビニエンスストアは個別にお酒を販売するための許可を取る必要があります。
酒類の扱いはコンビニエンスストアの売上げに大きく貢献する商品のため、あらかじめ酒類の販売許可を持っている酒屋やお酒を取り扱っていた米屋などはコンビニエンスストアとフランチャイズ契約の際に有利な条件として働くのです。これはタバコの販売に関しても同様です。
また、お酒を卸し販売する業者には小売りとは違う許可が必要となります。最近酒類の卸業で業績を伸ばしているカクヤスは小売り免許では無く全酒類卸売業免許を持っている酒屋がフランチャイズ化する事が多い様です。 |