フランチャイズは、アメリカで誕生して発展してきたビジネススタイルです。世界初のフランチャイズビジネスを始めたのはケンタッキーフライドチキンだと言われています。日本でも人気のファーストフードのフランチャイズ店です。
この他外資系のフランチャイズには、マクドナルド、GAP、タワーレコード、スターバックスコーヒー、セブンイレブンなど沢山あります。
その中で日本発のフランチャイズはコカコーラだと言われています。コカコーラの製造販売権をアメリカからフランチャイズで取得して日本法人を設立したのです。
そしてこのフランチャイズというビジネススタイルは日本でも爆発的な広がりを見せました。どうして文化や歴史の違うアメリカで誕生したビジネスがこれだけ日本に受け入れられ発展したのでしょうか?それは日本には江戸時代から伝わる伝統的なビジネススタイルの「のれんわけ」がフランチャイズとほぼ同じようなシステムであったからではないでしょうか?
「のれんわけ」のシステムは修行した弟子が独立して自分の店を持つ時に師匠から認められ、同じ店の名前、あるいはその店の系列店であることをアピールすることが許されるシステムです。フランチャイズも契約を結ぶ事で商標権など一部の特権を利用する事が許可されるので根本的には同じシステムです。
ですから本当のフランチャイズを世界で初めてビジネスとして成立させたのは日本なのかもしれません。人種も言語も文化も違う日本とアメリカでこのような共通点があるというのは面白い偶然です。 |