フランチャイズを使って起業する場合には必ず契約書を取り交わします。
契約書にはフランチャイザーと加盟店それぞれの義務と権利について記載されてます。特に重要なのが加盟金、保証金、ロイヤリティ、サポート体制です。しっかりと目を通しておきましょう。
フランチャイズに限った事ではありませんが、契約書とは読みづらいものです。しかしフランチャイズ契約を結ぶ事で本部と加盟店の利益関係が確立される大切なものです。契約書を良く読まずに契約して後々大問題に発展する可能性は少なくないのです。もし、分からない表現があったら遠慮せずに本部に確認する様にしましょう。
フランチャイズの契約書を理解するには多少の法的な知識が必要となります。また接客業を生業とするフランチャイズの場合、加盟店と本部、または第三者との間で法的なトラブルとなる場合もありますので、法的な知識を学んでおく事は有意義な事なのです。
もし、本部と法的な争いにまで発展した場合、裁判では本部と加盟店との関係は事業者と一般消費者ではなく事業者同士という関係で判決が下されるケースが多いそうです。
ですから、加盟店の方が本部に比べて法的な弱者と判断され判決が本部に厳しく、加盟店を保護するという事にはなりませんので注意してください。
もしこれがお客さんとのトラブルになった場合は加盟店とお客さんの関係は事業者と一般消費者ですので事業者に対して厳しい判決が下る事が多いのです。
また、基本的にフランチャイズの契約後は店舗経営については加盟店の自己責任となります。地域担当が見回りをしている場合もありますが、基本的にフランチャイズは独立起業する事になりますのでその点はしっかりと認識して下さい。
このように本部からのバックアップがあっても100%成功するとは限らないのがフランチャイズですので契約書の中身を知っておくのは非常に大切な事なのです。 |