司法書士という資格は仕事の内容の幅が広い為、その就職先として、司法書士事務所や一般企業の法務部、弁護士など他の国家資格を持っている方の事務所など様々な所が挙げられます。しかし、中には個人で事務所を立ち上げて自分の司法書士事務所を持つことを夢見る方も多いです。では、独立・開業する為にはどのような事が必要なのでしょうか。
まず、独立・開業をする前に多くの方が、司法書士事務所へ就職し、経験を積みます。経験を積むことで様々な事例に対してのノウハウが自分のものになるからです。その為、司法書士事務所で数年働く事がまず、大切になります。
次に必要な物が開業費用です。事務所を開く為に、新しく事務所を借りるのか、自宅を事務所にするのかでも開業費用は大きく異なります。また、オフィスに必要なパソコンやその周辺機器、事務所の運営資金なども必要になります。
独立・開業をするメリットとして自分の都合に合わせて働けるという事です。特に女性の場合は、育児をしながら、企業へ司法書士として就職となると時間的に折り合いが合わない場合もあります。司法書士として独立すれば、安定した収入も得られますし、自分で仕事量を調節する事も出来るので育児と仕事の両立が可能になります。
独立・開業するにあたって講習会やセミナーも日本司法書士会連合会が主催となって行われています。セミナーの受講料は無料のものから数万円のものまで様々ですが、このような講習に出る事で同業者同士の情報交換や勉強の場になる事は間違えありません。開業・独立をお考えの方は一度、参加してみる事をお勧めします。
[参考]
司法書士データベース
全国各地にある司法書士の検索サイト。司法書士事務所を市町村別に一覧化。 |