近年食の安全に対する国民の意識が高まっていると言われています。
これまでフランチャイズではより低価格で質の良い接客サービスを提供するために輸入食材を使う事が多かったのですが、農薬や保存料の問題で国産の有機野菜などを使用したヘルシー志向のメニューに人気が集まっています。
フランチャイズがここまで国民生活に根ざしている今、単に低価格化を押し進めて価格破壊競争をするだけではフランチャイズビジネス自体が崩壊しかねないとの指摘もあります。
そこで、各社工夫をこらし、生産者の顔が見える野菜を使うなどで差別化を図っているフランチャイズもあります。こうした地産地消を売りにしているフランチャイズが増えれば日本の農家は大手のフランチャイズと専属契約をする事が出来ます。
フランチャイズと専属契約をすると、大量出荷が可能となる一方で単価は安くなります。しかし、安定した出荷先が確保出来るということは農家にとってもメリットとなるのでこういった新しいビジネスモデルが今後発展していく事が望まれます。
需要は新たな産業を生みます。特に漁業などでは養殖産業が今以上に発展する可能性があり、品質の良い養殖魚が市場に出回る事で消費者も良いものを安く買う事が出来る様になります。
また、2012年は日本にとってTPP元年とも言われています。関税の自由化によって安い外国製の食材が入ってきても十分に国際競争力のある食材を作り出す事はフランチャイズの協力があって初めて出来る事なのではないでしょうか? |