フランチャイズは今や日本の流通を支える一大インフラと呼べるまでに成長しました。日本でここまでフランチャイズが浸透したのはそこに需要が多かったからに他なりません。
では何故消費者は個人商店よりもフランチャイズ店舗を選ぶのでしょう?そこにはいくつかの理由があります。
一つには徹底したコスト管理と品質管理によって、低価格、高品質の商品が手に入るというのは消費者に取って大きな魅力となります。
かつてフランチャイズの商品は安いけれど品質はイマイチだというのが一般的でした。しかし今ではスイーツの流行はコンビニエンスストアやファミレスから生まれています。
また、アパレルの流行もフランチャイズのアパレルメーカーが作り出しています。今、コンビニスイーツを食べて「イマイチ」と感じる人はいないです。「専門店にも負けない味」を低価格で、これがフランチャイズの強みです。
巨大な自社流通網を使って全国の加盟店に同じ品質のものを配送できるというのもフランチャイズの強みです。
そして、巨大な資本力を使って大々的にマスコミに広告を打つ事が出来るので消費者は知らず知らずの内に記憶の中にそのブランド名を覚えていくのです。
つまり、消費者目線で見てみるとどこに行っても同じ品質、同じ値段のサービスを受ける事が出来て、しかも個人の小売店よりも安く、知名度が高いので安心出来る、という心理が働くのです。こうして多くの消費者は個人商店の薬局よりもマツモトキヨシを選ぶのです。 |