コンビニエンスストアのローソンでは通常店舗に加えローソン100という100円均一ショップやナチュラルローソンといった同じフランチャイズで複数の形態のコンビニエンスストアを運営しています。私の住んでいる地域にも半径100m以内にこの3つのローソンがあります。
またフランチャイズ居酒屋大手の三光FCシステムズでも金の蔵jr.と金の蔵、東方見聞録などの同業種での多店舗展開を行っています。
実はこの同業種による店舗展開は消費者心理を巧みについたやり方だと言えるのです。
例えばローソンの場合、コンビニエンスストアとしての知名度は非常に高いです。その側にローソン100があったとしても100円均一ショップと通常のコンビニエンスストアとでは購入者層が被らないのです。
また、ナチュラルローソンでは女性を対象として無農薬の野菜やオーガニック化粧品などを扱う事で通常の店舗との差別化を図っています。
こうすれば100円ショップや安心食品を扱っている店舗であれば通常のコンビニエンスストア店舗の利用者との棲み分けも出来、加盟店の方にも客の取り合いになる率が低くなるのでフランチャイズ契約を取り易くなるという訳です。
これは居酒屋でも同じで、お店によってちょっとずつ性格を変える事で利用客の差別化を図るのです。そうすればブランドイメージからくる安心感と店舗展開の違いによる飽きの抑制というダブルのメリットがあります。
こうしてフランチャイズ本部では緻密なマーケティングを行って業績を伸ばす努力をしているのです。 |