フランチャイズの中でも飲食業やコンビニエンスストアの様な小売業は激しい競争の中で生き残っていかなければなりません。
業績が下がり続けている店舗は、フランチャイズの更新が出来ずに閉店廃業に追いやられるケースも少なくないのです。したがってフランチャイズは開店後のたゆまぬ努力が必要という事になります。
また、閉店廃業したフランチャイズ店舗には設備が一通り揃っているので、店舗物件に関しては「居抜き」という契約が交わされる事が通常です。
居抜きとは飲食店の場合、厨房の設備などはそのままにして不動産屋と契約を結び、最低限の内装にのみ手をかけて開店する手段です。
当然開店資金の圧縮が図れるため、前のお店がやっていた業種をそのまま受け継ぐ事が多いのです。コンビニエンスストアが閉店するとまたすぐに違うフランチャイズのコンビニエンスストアが開店するのはこのためです。
この傾向はコンビニエンスストアだけでなく、ラーメン屋や焼き肉屋、ファミレス、ファーストフード、ドラッグストアなどあらゆるフランチャイズに見られる傾向です。
消費者目線で見るとそのお店が閉店した理由は売上げが上がらなかったのが理由だから同じ業種の他店が入っても結果は同じじゃないの?という疑問を持ってしいます。
もちろん、その疑問通りやはり立地条件や近隣の同業他社のフランチャイズによってすぐにまた廃業に追い込まれる可能性もありますが、フランチャイズの場合はブランドイメージを持つ事で全国どこの店舗でも一定のサービスを受けられるという消費者心理が働くので、お店の看板と内装が変わると集客率が上がる可能性があります。 |